茂木健一郎の本、『頭は「本の読み方」で磨かれる』の感想
この本。
東大卒で脳科学者の茂木先生が書いた本ですよ
本の正しい読み方とか速読の方法とかの本はよく見るけど
東大卒の脳科学者が書いた「本の読み方」
だとめっちゃ気になりますよね
なんせ脳のことを研究してる人ですよ
脳のどういうところが活発に働いてーとかドーパミンがどうとか、島皮質とか前帯状回とか海馬社長とかブルーアイズホワイトドラゴンとか
なんか詳しそうじゃないですか!
実際に読んでみて面白かったので、さっそく紹介していきます!
読書のメリット
読書するといいことだらけなんだけど、今回は茂木先生が紹介するいくつかのメリットのうち3つ紹介しますね
①高いところから世界が見える
本を読むことで単純に知識がついて、世界を俯瞰してみることが出来る。
茂木先生が言うには、本を読んだだけ足の下に本が積み重なっていき、積めば積むほど遠くが見えるイメージですって。
高いところにいればいるほど世界全体が見えて、客観的に物事を考えることが出来るようになるんです
それで、読むジャンルが多いほど足場が安定します
偏ったジャンルだけ読んでも積んだタワーが崩れるから、幅広いジャンルを均等に読むのがポイント。
※もちろん本は大切なものだから、本当にほんの上に立ってはいけませんよ!ですって。
②脳を鍛えたいなら、読書が一番
どんなに時代が流れても人間は言葉を使い続ける。
そして本ほどに何人もの知恵が凝縮されている媒体はないです
色んな人の様々な表現が詰まった精巧な文章を読み解いていくことで脳が鍛えられます
まさに脳の筋トレ!
③シンプルにかっこいい
本を読んでる人や手に持ってるだけの人でもカッコよく見えるんですって!
もう、脳科学者が言うんなら、何でも正しく思えてきました!
面白い話
本の中にちょくちょく面白い話が転がってるので、それの紹介!
①自分の軸となる「カノン」を作る
好きで好きでたまらなくて何度も読み返す本、自分の中で中心となる作品を
「カノン」
(カノンはもともと教会の言葉で、「教典」・「動かない柱」という意味)
カノンは人生の教訓になって、支えてくれるから大事だよーって話
僕のカノンは『トム・ソーヤの冒険』かな
なんかソクラテスみたいでかっこいいでしょ
「優等生」じゃなくて、「オタク」を目指す
オタクって言っても本来こんなんじゃない
周りが引くくらいの時間やお金、エネルギーといったリソースを注げる人、らしい
それを読書でできたら最強だよねってこと
読書が「ためになるからやる」じゃなくて、「楽しいからやる」に変わると、半端ない知識と教養がついて、さらに楽しい
ゲームやってて、それで知識も教養もついちゃうって感じ
オタクを目指しなさい
膨大なデータを血肉にする「7つの絶対ポイント」
同じ読書量でもより多くの知識を吸収して、どうやって人生に活かせるのかをかいた7つのポイント
- 脳には雑食が良い
- 「複数」を「同時進行」で
- 自分の軸となる「カノン」を作る
- 「情報通(オタク)」と仲良くなる
- 「ネットの気軽さ」と「紙のプレミアム感」を使い分ける
- 「いい文章」と「悪い文章」を知る
- 「速読」を使いこなす
一つ一つの項目に分かりやすく例が出てたり、色んな本を紹介しながら話を進めてくれるので、超読みやすいですよ
あんまり脳科学を使った新しいこととかじゃなくて、結構まともで基本的な内容です
普段あまり本を読まない人には超おすすめですね
気になった人は読んで確認してみてください~
まとめ:素直な感想
ちょっとした豆知識とか本の紹介とかは面白かったし、ためになることも多かったけど、
めっちゃ気になったのは
本のタイトルと内容少し違くね???
って思いました
『頭は「本の読み方」で磨かれる』ってタイトルだから、すっかり「本の読み方か」を教えてくれると思ったけど、
実際は読書によって得られることとか、読書の良さが中心に書かれてた気がする
なんだよ!寅さんのブログのタイトル詐欺と一緒かよ!!
って思った人、
断じて違いますからね!
茂木先生は思考が深すぎて、タイトルと内容の相違があるように僕が錯覚しただけですからね
そもそも、内容が違ってたとしても本として出版できるくらいの面白さがありますけど、
寅さんのブログはタイトル詐欺の上にブログも面白くない
そんな人と茂木さんを比べるなんて、勘違いも甚だしいですよ!
僕のブログと茂木さんの本を比べるなんてやめてくださいね!
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いい本なのでぜひ読んでみて下さいね~~~
おわり